10月20日(木) あかりの日、晴れ
今週は、月曜日の夜も飲み会、昨夜も家の近所の居酒屋で地元の人たちと月例飲み会での意見交換会。
明日の土曜日も昼にある祝賀会、夜は若い人たちとの飲み会と、ストップしていた会合も日常に戻りつつある。
さて、昨日は、県議会の政策検討協議会で、JR九州初代社長 石井 幸孝様にご来県頂き、表記のタイトルで講演、意見交換の機会があった。石井様は、ご存じのとおり90歳を超えられた今も、鉄道マンスピリッツで多くの著書などを通じ、精力的に鉄道インフラの活用法をどこの組織にも属さない今、精力的に矍鑠として問題提起されていらっしゃる。
大分県のローカル線の廃線の危機に対する考えや東九州新幹線、豊予海峡ルート新幹線などについてもお話を伺い、とても参考となった。人口減少下での鉄道の役割や使命、その上での利活用法についての話は、利用実態と人口密度などの相関関係も含めたデータに基づき、説得力があった。
土建国家として、新幹線整備はどんどん進むが、その維持活用法について、事業主体の在り様や赤字経営回避の具体策について、現在、その議論をする「土俵」と「行司」の不在を問題視しておられた。その「土俵」については、国交省が地域協議会などを立ち上げ始めているが、全国規模での「旅客」と「物流」の総合的鉄道利活用に関する議論の「土俵」は、まだできていない。
また、「行司」役についても、総合交通についての専門的識者・大学教授の育成も不可欠とおっしゃっていた。
まずは、石井さんお勧めの上下分離方式で第3セクター方式で運営されている北近畿タンゴ鉄道・京都丹後鉄道を視察、運営について研究してきたい。
四国のDMV阿佐海岸鉄道についての紹介もあったが、こちらは日田彦山線のほうの参考となりそうだ。
今回の問題提起は、我が国の未来や社会・組織の体質にまで言及され、とても刺激的だった。何とか活かしていきたい。
さて、昨日の夜、息子から「長男誕生、母子ともに元気!」の連絡があった。
私も還暦を迎えた今年、ついに、初孫を持つ爺ちゃんだ。
嬉しい反面、複雑な思いでもある。
数年後には、孫と一緒にローカル線の旅ができると思うと楽しみだ。
東九州新幹線に一緒に乗ることができるか、頑張るしかない!