5月16日(月) 旅の日、くもり
この週末は、所属しているロータリークラブの行事で学んだ。
土曜日は、地区大会でコシノジュンコさんの講演『大丈夫 常に今が大切』から。
日曜日は、発展途上国で無償の医療活動をしているジャパンハートの小児外科医吉岡秀人先生の講演で学んだ。
吉岡先生の話は、腹を括って、腹を据え、命と向き合っている先生の日常がそこにあり、重くて、感動的で、心にずっしりと響いた。
所属ロータリークラブの創立50周年記念事業としての講演会だったが、事前に先生の著書を市内中・高・大学などに図書寄贈事業として、半年前に行っていた。コロナ禍で、生徒や学生さんにどれ程、お越しいただけるか心配したが、大盛況となった。
この様な講演会は、大人の参加者ばかりになりがちだが、今回は、先生の意向もあって、多くの若者に来てもらうことにした。
この中から、第2の吉岡先生が一人でも誕生してくれると嬉しいが、きっと多くの若者がなにかを感じとって、今後の人生に活かしてくれると確信した。
講演会後の記念祝賀会での先生の挨拶の中で、活動のきっかけについて、「ビルマで日本の若い兵士の名前がたくさん刻まれた慰霊碑の前で、『日本のことを、よろしく!』と言われた気がした。」との言葉に、胸が詰まった。
私が19歳の時、父の最後の言葉 『あとは、頼む!』と重なった。
還暦を迎えた今、吉岡先生の言葉『限られた時間(寿命)を何に変換するか?』
次世代の若い人たちに、何を伝えられるか、その想いを紡ぐのに、今のこの時、一瞬を大事にして行動し続けることを再確認する週末となった。