5月 3日(火) 憲法記念日 五月晴れ
今年もGWは、実家周辺の草刈りに汗を流しつつ、近辺の低山に登り、登山後の温泉を楽しんでいる。
さて、昨日は、連休の中日、事務所で書類整理や会計処理などを出てやった。
また、実家から少し離れた土地・畑について、耕作者が契約期限前に解除申し入れがあったので、役所の農業委員会に行って農地バンク登録をしてきた。作り手不足で、農地バンクのマッチング成立率も低く、年に数件と聞いて愕然とした。自分で探すなど、新たな利活用を模索するしかないかもしれない。
ポストコロナ時代『どこに住み、どう働くか』(著:長田英知)を読んだが、その中で、イギリスの若手経済学者の考えが紹介されていた。『私たちが社会的に公正で環境的に健全な未来を築こうとするためには、今までとはがらりと違う経済が必要になる。』とし、求められるのは、『生計を喪失せずに、減産していけるシステム』と言っている。どこの地域でも「成長がない」ように見えるけれども安定してレジデント(強靭な)社会システムが逆に価値として考えられる時代になってくるといい、この本では2拠点居住の具体例などを示していた。
来年は、統一地方選挙の年でもある。これまでの認識とは、ガラリと変わる発想や認識が問われることとなりそうだ。それがなければ、また「選ばれる地域づくり」から置いてけぼりになりかねない。イベントや夢の大構想などばかりに踊らされることなく、足元もしっかり見つめ直し各種データでの科学的根拠のもと、判断材料を議会が示せるかが問われている。そのうえで、世の中がガラリと変わることを県民が選択するのか、それとも安定を求めるのか?時代が求める課題と県民が求める課題が一致するのか?