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あそう栄作の“みんな、どげえかえ”

伊方原発へ

  11月 2日(金) タイガース記念日、晴れ

 今日は、県議会商工労働企業委員会で再稼働を始めた伊方原発の視察に行って参りました。
 「四国における大規模地震が発生した際の電力需給について」の調査をして参りました。
 先般、北海道において、電力需給のバランスが崩れ、周波数維持が出来ずにブラックアウトしたことを受け、四国電力全体の系統維持について四国電力さんから話を伺って参りました。
 非常時においても、付加制御は不要であり、電源分散配置により、瀬戸内側発電機は運転継続可能であると共に、本州系統からの応援並びに火力発電等の増発により系統維持が可能との説明がありました。さらに、必要な場合は負荷制御により需給バランスを維持するそうです。
 私が最も注目したのは、電力の四国と本州の連携です。紀淡海峡の海底ケーブルでの運営容量140万キロワットの四国~関西間を結ぶ阿南紀北直流幹線と設備容量240万キロワットの四国~中国間を結ぶ本四連系線の存在です。
 本四連絡架橋に電力連携線が載っているのですが、電源開発J-パワーに使用料を払っているようです。
 伊方原発が存在する以上、電力需給バランス維持の為に、もうひとつ豊予連携線も必要性が高まっていると感じました。
 九州四国間も現在本州経由で繋がってはいますが、直接的連携による電力ロスの軽減も計れるものと思います。
 かつて電力の豊予連系線を検討されたものの、費用対効果の理由から日の目を見なかった本線について、新幹線単線でのトンネル構想は6800億円で可能との大分市の調査結果報告が出ています。電源開発J-パワーにも説明し、協力要請をしていくことが必要と思います。新たな避難路と電力ルートとしても九州と四国を結ぶトンネルは国家事業として欠かせなくなってきています。四国電力会長が四国経済連合会の会長もされていらっしゃることから、その必要性について四国を上げて、大分県を応援して欲しいことをお伝えして参りました。

プロフィール

Eisaku Aso

昭和37年1月20日生
大分県議会議員
(第73代大分県議会議長)
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