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あそう栄作の“みんな、どげえかえ”

決算不認定採決の地方議会出現!

  10月25日(木) 民間航空記念日、晴れ

 今日も秋晴れの澄み渡った一日でした。朝夕の寒暖の差が大きくなっています。
 皆様、体調管理にはお気を付け下さい。
 今日は、大分市の戦没者追悼式に出席させて頂きました。年々、遺族の高齢化によって、参加者が減っています。こうした中、佐賀関の遺族代表の方が、佐世保基地から戦地に向かったお父さんを見送った後、諫早の親戚で過ごした戦時中の長崎原爆投下時の体験談に胸が痛みました。73年たった今日、おそらく初めて多くの皆さんの前で語ったのではないでしょうか?語り終えたその方は、涙をいっぱいに流しながら、下を向いて座っておられました。こうした現実をどう伝えていくか?その難しさを痛感させられました。だからこそ、この慰霊祭の在り方も、年々進化させ、柔軟に変えて、語り伝えていく機会に変えていく必要があると思います。
 さて、明日は、県議会決算特別委員会の最終報告案の審議日です。
 今年、地方議会の決算審査では不認定が多発しています。不認定には、法的拘束力が無く、決算自体の効力に影響が無いとされています。その本質が、問題でもありますが、福岡県議会では職員の不祥事多発が原因で、佐賀市議会では発注契約事務の手続き不備により、和歌山県議会では工事未完了にもかかわらず代金支払いをした不適正支出により、不認定だそうです。後の2件は、逮捕者を出している訳でもなく、それでも不認定だったようです。
 県議会は、知事の追認機関と揶揄される中、明日の決算認定をどうするか?県民が注視する中、今日は、委員長報告素案に目を通し、論点を整理しました。要は、税金を使って事業をする訳ですから、最終的な目標数値ゴールは何か?事業執行に当たって、KPⅠマネジメントを導入しているものの、KPⅠの作り方や手順が間違っている気がしてなりません。「ダメダメKPⅠ」や「なんちゃってKPⅠ」になっているのかもしれません。事業成功のカギを握るCSF(重要な成功要因)であります最重要プロセスの絞り込みも甘いのかもしれません。
 最高の結果を出すKPⅠマネジメントの導入を求めていくことから、地道に改善運動をして参ります。
 税金の無駄遣い防止には、KPⅠでも①いつ②KPⅠがどれくらい悪くいなったら③どうするのか(施策)【取りやめを含め】④最終判断者(決裁者)の4つを事前に決めておくことが重要です。それが、お役所仕事ではいつも曖昧にされ続けるのです。本来は、予算審議の時に、この4つを明示させることが重要です。そのプロセスを議会として踏んでおけば、決算審査では事業成果の「見える化」が可能になり、税金の無駄遣いの根幹から改善させるものと信じます。
 明日の審議に備えて準備します!!

プロフィール

Eisaku Aso

昭和37年1月20日生
大分県議会議員
(第73代大分県議会議長)
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