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あそう栄作の“みんな、どげえかえ”

大分県経済の財・サービスの流れ???

  4月 3日(火) 神武天皇祭、インゲン豆の日、晴れ

 今日の穏やかな春の陽気の一日でした。桜の花弁も舞い始めました。
 新年度がスタートしましたが、早速、怒り心頭です!対処が甘すぎました。
 地方公共団体の物品等又は特定役務の調達手続きの特例を定める政令の対象範囲、対象団体・対象契約についてWTO協定で定められた基準額以上のものについて、早速、問題が発生しています。
 このWTO要件、罰則がないことから、トップが腹を括れば、別に国の言う通りの発注を行う必要はないようです。
 現に、これまで貿易摩擦が起因したこの協定によって、地方自治体発注に海外企業が入札参加したことはないのです。この制度を利用して、参入して来たのは県外企業ばかりです。それも事業を継続できるようないい仕事をしたと聞いたことがありません。適正価格のでの落札ではなく、ダンピングしての落札ばかりですから、結局は従業員となる県民の雇用賃金を下げるばかりとなりかねません。
 大分県の財・サービスの流れを分析した大分県産業連関表でも、雇用者所得の減少が大きく影響しているとの指摘の通り、行革の名のもとに、県の官公需発注は、『安ければ良い』との単純発想で、そのことが、地域経済循環構造にどれほど大きな影響を与えているのかを考えていない姿勢を示していると言わざるを得ません。
 国家間協定によって、苦しめられているのは、地場の中小企業従業員であり、結果、大分県民の所得は低いままです。
 他県以上に、本県では格差が広がり、二極化構造になりつつある実態を重く受け止め、対策を練るしかありません。
 上記特例政令改正の意見書を県議会から出す等、具体的行動に移し、地域経済を守らなければなりません。
 新年度早々から、モチベーションが下がるマイナからのスタートとなりましたが、政治は所詮「権力闘争」ですから、ひるむ訳には参りません。「命もいらず 名もいらず 官位もいらず 金もいらぬ」ものには、怖いものなんてありません!
 

プロフィール

Eisaku Aso

昭和37年1月20日生
大分県議会議員
(第73代大分県議会議長)
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