3月23日(金) 世界気象デー、晴れ
今日は、市内の小学校卒業式があり、午前中、議会も休会でしたので出席してきました。
昼は、海士町魅力化ファシリテーター、環境ジャーナリスト(映画にもなったゴア副大統領の著書「不都合な真実」の翻訳家)でもあります枝廣淳子さんの『持続可能でレジリエンスのある社会をめざして』の講演を聞いてきました。
今回の一般質問で、私が言いたかった地方創生に関するフレームワークづくりについて、学術的に論点整理をされて、データに基づき、お話頂きました。目から鱗でした。今回、私は、一般質問でRESAS地域経済分析システムの活用について触れましたが、従来からある産業関連表の具体的活用事例を聞きました。地方自治体、それも市町村で、地域経済循環分析用データの作成として、市町村地域産業関連表を学者の力を借りて作成している自治体の存在は本県にも使えると言うことです。
地域経済の循環をめざすものの、「漏れバケツ」の様に地元に残らない実態を表現しながら、その改善に取り組むアドバイスは、的をえていました。
本県で5試合も開催されるW杯ラグビーも、県民所得が全国平均より10ポイント低い実態にあって、とても高い観戦料(開催地枠チケットだけでも数万席分)を支払って、経済波及効果ばかりを吹聴していますが、「漏れバケツ」と言われる漏れを修繕しておかなければ、水の泡となりそうです。本来であれば、高いW杯チケットを買える様に県民所得をあげておくことが先決だったのかもしれません。
もう間に合いませんから、本県の「漏れバケツ」の実態をあらゆる方策で検証し、正確に実態把握をしつつ、循環経済の「漏れ」を止める修繕を急がなければならないことを再認識させられました。
午後からは、予算特別委員会土木建築分科会に顔を出しました。退職者への慰労の声掛けと思い、出席させて頂きました。