3月 6日(火) 啓蟄、晴れ
昨日が啓蟄と勘違いしていました。今日が、啓蟄でした。
すっかり、地中の虫が這い出してきそうな陽気となりましたが、朝夕は、冷え込みました。
県議会は、追加議案が上程され、各常任委員会へ負託され、議案審議を行いました。
第一回定例県議会は、先議案件の審議をする常任委員会が、代表・一般質問より先に開かれます。
したがって、いつもより審議の機会が増えます。今日の委員会の答弁を基に、さらに、代表質問、一般質問、予算特別委員会、予算特別委員会分科会・常任委員会と、議論が深堀され、一つの案件についても多角的なチェックがなされ、その議論を参考に執行権者は、成果の上がる事業執行に、さらに知恵を出し、工夫するために、高いコストのかかった議会が設置されている訳です。議員の真剣度は、議案資料の分厚い冊子の痛み具体を見ればわかります。その時だけ、一度目を通すだけの議員と、事前調査をしっかり行い準備して、委員会等に出席する議員の姿勢は常に注視されています。執行権者も、この高コストの元を取れる様に、充分聞く姿勢を持っていなければなりません。
今日の職員の退職金についての議論で、「公務員の給与はもっと高くて良い」と県政野党議員の発言がありました。それは違うだろ!と、私は怒りを覚えました。地域経済分析システムリーサスの分析報告者によりますと、本県の産業構造分析によりますと、民間業界の中でも高いとされている「製造業」等との比較でも、「公務」は飛びぬけて高いと記されています。数字を具体的に申し上げました。しかし、こうした議論が報道されることはありません。
また、今日は、委員会次第の 3、その他 を利用して、世界温泉サミットに、台湾にご案内をしないことを、問い詰めました。
数年前までの台湾から、本県への観光客は5万人にも達していませんでしたが、最新データでは、11万人を越えています。熊本・大分の地震や北部九州災害等の被災の中、苦しい本県の事情を察して、ご来県頂いた台湾の皆様を大分の一大イベントであります世界温泉サミットにお越し頂きたいと思うのは、私だけでしょうか?台中便の復活も、これでは無理でしょう。
この問題は、相当高度な難しい判断を要しますが、高度な政治判断に至るにあたって、本当に、『不精ニ亘ルナカリシカ』と徹底的に問い詰め、判断を下したのか?私は、まだ、腑に落ちません。
世界温泉サミット関連新年度予算案審議は、まだこれからですから、もう少し調査してみます。
国との関係協議が求められる案件において、中央政府からの出向官僚にも頑張って欲しいものです。腰かけ程度の意識では困ります。担当する分野の重要業績評価指標・KPIの成績表が本省に戻る際に、あがる様に、徹底的に鍛え、実績を上げて、自信と誇りを持って、国に帰してあげることが、県議会の責務でもあります。