11月14日(火) 浜口雄幸首相が狙撃された日(1930)、雨のちくもり
自民党県議団東京要望活動2日目は、文部科学省、財務省、経済産業省、内閣府(防災担当)、内閣府(少子化担当)へお願いに参りました。
経済産業省では、世耕大臣が直接、対応して頂きました。未明の午前3時に帰国したばかりにも関わらず、的確なアドバイスを頂きました。大臣に、そろそろふぐのシーズンですからお待ちしておりますと申し上げると、『ふぐも良いけど、りゅうきゅうが良いね。』でした。サスガ!(笑)
ところで、小此木防災担当大臣からは、官僚ではない政治家としての言葉について、お話をして頂きました。
そこで、私も九州北部豪雨災害で被災して不通になっているJR日田彦山線大鶴駅が、関東大震災当時の大蔵大臣・井上準之助の生家から徒歩10分のところにあることや当時モラトリアムを断行し、復興計画にスピード感を持って着手した命がけの政治家魂について、お話をさせて頂きました。第23・30代大蔵大臣及び第9・11代日銀総裁を歴任され、関東大震災の復興資金を調達・復興計画を進める中に、凶弾に倒れた井上準之助が、今の世にいたなら、JR日田彦山線は、あっという間に復旧するであろうと、勝手に思っているのは私だけでしょうか?
その井上準之助の生家である酒蔵でつくっている吟醸酒『男子の本懐』を関係者と飲みながら、復興計画を練りたいものです。ここの酒蔵は、国の登録文化財に指定された木造の蔵を擁する工場でつくられています。その麹菌の働きを促す製造手法は、漫画でも取り上げられています。酒蔵後継者でもある女性杜氏がつくる特別純米『百合仕込み』と『男子の本懐』『日田美人』等を飲み比ながら、復興のスピードも滑らかに加速したいものです。
毎年の要望活動、国会議員や官僚の皆様のもとには、全国から色々な話が寄せられます。そんな中で、大分のことを印象付ける工夫は、我々議員自身が磨くしかないのです。県庁職員と同じ行政目線だけでは、説得力は足りないと改めて痛感させて頂いた一日となりました。共感を得て、感動して頂かなければ、事業は動かない事を肝に銘じて、さらに精進に努めて参ります。