fc2ブログ
あそう栄作の“みんな、どげえかえ”

戦略的維持管理!

 11月12日(日) 洋服記念日、晴れ

 穏やかな日曜日となりました。
 今日は、大分港海岸直轄海岸保全施設整備事業の着工式典があり、出席して参りました。
 この事業は、大分港 開港50周年記念事業を実施する前から、老朽化した海岸護岸について、整備手法などを検討する中で、国による直轄実施を持て目る要望を出し始め、ここ数年に一気に機運が盛り上がり、今日の着工式典となった訳です。
 ここのコンビナート群による製造業産出額が約3兆2千億円を超えており、九州一、全国でも11位のエリアです。そうした製造環境整備及び強靭化が不可欠です。東南海トラフ巨大地震への備えも欠かせません。そうした意味で、戦略的維持管理の一環として、着工に至った訳です。
 
 それで、大友時代に南蛮貿易を始めた宗麟公を描いた歴史小説『宗麟の海』を読み終えたばかりでもあったので、司馬遼太郎の『菜の花の沖』に登場する江戸時代の廻船商人高田屋嘉兵衛の築港も思い出しました。
 
 式典終了後、早速本屋へ飛び込み、安倍龍太郎先生の『黄金海流』を買ってきました。江戸に流通革命をもたらす波浮の築港計画や、船団の進路と物流の変化を巡っての権力闘争を描いた小説らしいので、読んでみることにしました。読書の秋です。(笑)
 
 と、いうことで、問題は、この事業が何年で完了するかです。また、津留、乙津、鶴崎、住吉の4地区の整備を行う中で、日本を代表する大手企業の立地する地区を優先着工して、5号地の中小企業団地ばかりの住吉地区が取り残されないように、しっかり取り組むことも私の役割かもしれません。さらに、海洋国家日本の新しい時代の物流やその担い手確保について、時代を先駆ける港湾機能に必要なものは何か?その本質を、先取りした事業構築と財源構想を練った上での予算確保に、しっかり取り組むことが与えられたミッションかもしれません。
 

プロフィール

Eisaku Aso

昭和37年1月20日生
大分県議会議員
(第73代大分県議会議長)
>>詳しいプロフィールはこちら

カテゴリー

最近の記事

月別アーカイブ

リンク

ブログ内検索