9月24日(日) 清掃の日、くもりのち晴れ
悲しい知らせが入りました。私と県議会初当選時の同期だった佐藤健太郎さん(日出町選出)の訃報が届きました。
皆から「けんたろうさん!」の愛称で親しまれていた第89代県議会副議長です。漁業者の代表、漁師の代表として、大分県漁業の発展に大変貢献されました。私が同期にもかかわらず、第95代ですから、佐藤先生が副議長になる時のエピソードが思い浮かばれます。当時、先生はご病気が発覚、耳もご不自由な様子で、「栄ちゃん、副議長はできんごたる。」「わしはもう充分じゃ!」と、その任期での御勇退を私には、ほのめかされていました。しかし、そんな無欲な先生だったから、私は何としても副議長にと同期の中で推挙したことを思い出しました。なれば、副議長任期一年間は、すっかりお元気になられて副議長役を完遂されました。私の亡き父に似ていたので、私も慕っておりました。病状が良くないと、近所の方から聞いてはおりましたが、残念です。
ところで、台風18号が過ぎ去ってから一週間が経ちます。被災地では、未だに片付けが終わっていないようです。今日も県外からボランティアがバスで大勢手伝いに来てくれています。しかし、それでも週末だけです。
一方、何万人もの方がラグビーのW杯の盛り上げと言うことでのトップリーグの試合観戦に行政主導の大動員がかけられています。せめて、被災地の支援に、消防団の相互応援について行政主導でもっと働きかけて欲しいと提案していますが、まだ、一部の動きで、被災者に寄り添う英断にまでは至っていないようです。さらに、声を大きくしていかなければなりません。
今年いっぱい、徹底した嫌われ役に徹して、被災地支援を最優先にします。私がボランティアに行くと邪魔になると言われていますが、それでも行かなければならない程、現地は大変な様です。
佐藤健太郎先生の訃報は、漁師さんや漁業の復旧復興を忘れるな!とのメッセージを、ラグビーW杯等のメガイベントにかき消されることがないようにとの強い想いが込めれているように感じるのは、私一人でしょうか?