9月13日(水) 司法保護記念日、晴れ
今日の県議会は、一般質問初日でした。
朝、各会派代表者会議から議会運営委員会、そして本会議での一般質問と分刻みの一日でした。
一般質問では、本音の議論や現場を踏んでの議論、よく調査研究しての質問等がありました。
地方議会は、県庁職員が質問も答弁も書く学芸会なんていう批判も、かつてありましたが、大分県議会ではそんな議員はいません。その見分け方は、簡単です。機会があれば、どこにお役人が手を入れたかも一目瞭然です。特に、質問の語尾に注目です。直接、聞いていただければ、お知らせします。(笑)
今日の議論で、県政が抱える本質的課題について考えさせられることも多かったように思います。
やらなければならない課題と政治家として実現したい政治的課題の優先順位の付け方について、注目しました。行政の長である知事として抱える課題と、政治家である知事として自らにしかできない使命としての政治課題について、広瀬知事がどう考えているのだろうか?と、ふと思うことがありました。トップの役割は、限られた財源の中で、やらなくても良いことの選択判断の方が、今の時代、重要なのかもしれません。部局長が必要最低限やらなければならない政策的課題は判断されるでしょうから。先日聞いた「弁当の日」の提唱者 竹下和男先生の社会風潮の話を聞いたからです。竹下先生の主張を実現しようとする政治家はいないのは、票にならないからという言葉が印象的でした。選挙で通らなければ只の人ですが、どんなに批判されようとも「不易と流行」の「不易」部分を大事にする政治家がいてもいいと思います。
特に、誰かに依存することばかりを進める社会風潮を助長する政策と決別して、本質を問いただす政治が求められています。地方議員は、言葉づかいが上手ではないかもしれませんが、地域の暮らしの声を本音のおおいた方言で発言します。ここがミソであり、大事なのです!その方が、県民には伝わるはずです。そうした雰囲気を抑え込むような動きは、自由闊達な本音の議論を阻害しかねません。
今日の議論でも、大分らしさは異質なものを受け入れる気質や風土という表現もありました。このおおらかさや寛容の精神を大事にしたいものです。こうした雰囲気を、大分県議会の本会議場でも醸し出し続けられる議会運営をめざしたいものです。皆様、おおらかに、寛容に、本音の議論をお聞き頂ければ幸いです。