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あそう栄作の“みんな、どげえかえ”

会派議案勉強会!

  9月 5日(火) 石炭の日、国民栄誉賞の日、雨

 今日で、九州北部豪雨災害から丁度2カ月を迎えることになりました。
 水害は、水が引くように、人々の記憶から忘れられがちとなります。しかし、被災者にとっては、あの時の恐怖は忘れられずに、生活の再建も多くの壁で阻まれ、大変です。だからこそ、しっかり寄り添って継続的な支援についてサポートして参ります。
 今日は、第3回定例県議会に上程されます復旧復興予算案等の議案について、自民党会派での勉強会を行いました。
 毎年、9月議会で議員は、初盆回りなど、地元の有権者との触れ合う機会が増えること等から県政に対する批判の声や新しいアイデアを吸収して、白熱した議論となります。私は、その円滑な運営役である議会運営委員長の立場なので、本会議などでの質問の機会もなく、裏方に徹っすることとなります。したがって、今日の様な勉強会の際に、ポイントだけを話すぐらいにしか出番がありません。ですから、今日は一番発言してしまったと、反省中です。
 今日の説明の中に、長期総合計画の進捗状況報告もありました。大分県は、3つの日本一をめざす等の目標を掲げていますが、何かが抜け落ちてはいないか?と、考え込んでいます。幸福度なのでしょうが、この目標数値設定やその指標達成度の確認ほど難しいことはありません。
 そこで、毎年公表されている統計から何かないかと、探してみました。
 「対国民所得格差」や「一人当たり所得額」という統計数字が毎年、公表されています。他の都道県との比較もできる数字です。
 こうした視点で、統計数字を読み解くと、おもしろいことがわかってきます。県当局の発表とは違った物差しで客観的な課題も見えてきます。よく、県政について、よくやっている!理由は、失政がないから。と、言った消極的支援の意見も聞きますが、積極的支援の声を聞くことが出来ないことも否定できません。地域や現場との距離感が出始めているのかもしれません。災害後のこうした大事な時ほど、本音の議論が求められます。
 9月定例会には、決算審査議案も上程されることとなります。これまでとは違った物差しや視点から論点を探し、実り多い議会となるよう模索してみようと思います。

プロフィール

Eisaku Aso

昭和37年1月20日生
大分県議会議員
(第73代大分県議会議長)
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