8月30日(水) 富士山測候所記念日、晴れ
本当に朝夕はすっかり涼しくなってきました。
今日の午前中は、曲がらなくなってかなり日の経つ膝の治療に行ってきました。正座が、出来なくなって既に4か月が過ぎようとしています。日常生活には、影響がなかったのですが、そろそろ本気で治療しなければ治らなくなりそうです。しばらくは、膝の回復を最優先課題にします。他にも持病があるので、しばらくは健康第一で養生したいと思います。しばらくは、付き合いも悪くなると思いますが、お許し願います。
ところで、本日午後から地方自治法施行70周年記念自治振興セミナーが開催され、3人の講演を聞きに行ってきました。
東大名誉教授 神野直彦先生の「未来をつくる地方分権改革」、東大大学院工学系研究科教授 西村幸夫先生の「地方の個性をいかに発揮するか」、大分県企画振興部長・総務部長を歴任された長野県飯田市 佐藤健副市長の「地方10万都市・飯田市の挑戦」は、聴きごたえのあるものでした。
神野教授の学術論は、つい先日、スェーデンの方と御一緒させて頂き、スウェーデンでもっとも売れている車を頂き、そのウィットにとんだ人生観等を垣間見ていたので、幸福の呪文は儲かる社会では無くなっているというスェーデンの事例引用が身に沁みました。ちなみに、私が頂いた車は、bilarという車のかたちをしたマシュマログミのことです。(笑)
また、オーランド諸島問題解決について、新渡戸稲造氏の知恵のお話も出ましたが、今度開催される温泉サミットで、是非、重光葵の片足を失って再起のリハビリを行った温泉浴槽をPRして、平和への道標の一助にしたいと秘かに決意を新たにしました。
西村教授の話からは、都市計画の公文書記録を丁寧に調査せれておられるその姿勢に感銘いたしました。各首長立候補者は、今後、街づくりの過去の公文書を立候補前に学ぶことによって、選挙も白熱した政策論争に繋がるように思いました。
佐藤副市長のお話からは、生まれた飯田市に戻られての活躍から、郷土愛がひしひしと伝わってきました。何よりも、地域の方と一緒になって、何かに、或いは誰かに、依存するのでなく、そこで暮らす人々の当事者意識に訴える取り組みに強く感銘しました。
今日のセミナーを聞かれた市町村職員や市町村議員、そして県職員の皆さんが、地域住民の当事者意識を高めつつ、連携して課題解決に奔走されるきっかけになって頂けるものと確信しました。私も、それを後押しできれば幸いです。