12月 9日(金) 障害者の日、晴れ
連日の忘年会で、グロッキー気味。
午前中、先日の一般質問の答弁内容を確認。
その上で、午後からの常任委員会に備えた。
常任委員会に於いて、昨日の参考人招致を踏まえ、国民文化祭やラグビーのW杯に向けての準備状況について意見を交わした。
国民文化祭に関しては、前回大会のテーマは、「21世紀へ文化をおこす豊の風」だったが、今回は「大茶会」。もうひとつピンとこない。なしか?
「豊の国」や「豊の海」「豊の風」の『豊』という一字から伝わる「大分らしさ」のイメージは湧く。しかし、「大茶会」からは、「大分のイメージ」は、皆無!
しかも、議会の説明に於いて、大分県の魅力について「300年に渡った小藩分立の歴史により」と言うところからの説明にとどまっており、その前後の300年をはるかに超える年月の積み重ねが、すっぽり抜け落ちていることが問題なのだ。
こうした歴史認識の下では、国民文化祭も大分も大変なことになる。
また、ラグビーW杯の議論では、インバウンド対策についても議論した。いずれも足元をしっかり見つめ、多様な「着眼点」から「発想の転換」を図って、取り組みを進めたいものだ。
今議会に於いて、この「発想の転換」や新たな「着眼点」を現県執行部に求めても、期待は出来ない。若手職員のボトムアップしかないことを痛感した。ただ、そこで、経験を積んだ幹部職員が後押しをできるか?つぶすか?そこにかかっている様な気がした。
また、経験を積んだ幹部職員が、前回の国民文化祭などの際の資料を再確認して、「あのときこんな感動的なことがあった。」と、次世代に伝えることが出来るかが、成功につながると思う。
今議会では、国立国会図書館や別府大学図書館などにしか保管されていない前回資料などを充分検証した議会答弁とはいえなかったので、危惧している。本県の政治的寸断の繰り返しの歴史を科学的根拠に基づく、連続的積み重ねの歴史認識へとそろそろ変える認識が求められる。