9月27日(火) くもり
今日も蒸し暑い一日となった。
県議会は、最終日、閉会日を迎えた。
県警の問題ばかりが、注目された。任期4年の半分を迎えようとしている本県にとっては最も重要な時期だったが、大事な論点などが発信されることはなかった。
警察以外の執行部にとっては、望み通りの「簡単な議会」だったのかもしれない。議会人からすると、虚しさ漂う議会となった。
ところで、今議会に於いて、私も2件の意見書を発案し、可決した。台湾の国際民間航空機関(ICAO)への加盟支持を政府に求める意見書と北朝鮮の核実験に対し制裁の強化と国民の安全確保を求める意見書の2本。
台湾台中市との国際チャーター便の定期便への定着の為に先般台湾プロモーションを実施しているが、果たして成果を出せるのか?130名ものプロモーション参加者のうち、県及び市町村のお役人30名が大挙して行っている以上、相当な成果を出さなければならない。その為の航空機の安全確保対策として、意見書の提出をした訳だが、台中の政治体制が気がかりだ。
また、北朝鮮の核実験やミサイル発射に対する意見書について、共産党は反対した。驚いた。理由を言っていたが、反対すべきことではない。九州まで射程距離に入っている以上、もしもの時に、ミサイルを撃ち落として国民を守ってもらう必要があり、備えだけは必要である。それをも反対したので驚いた。よど号事件など、歴史的背景も記憶を呼び覚まされた。
議会終了後、特別委員会もあり、県有土地の処分等も急がなければならないが、警察問題が注目される中、県民の関心は、そがれている。行革もしかり、これから大型箱物物件も目白押し。こうした時に、なぜか?矛先が警察に行ってしまうのは、なしか?
任期も半ば、今、こうした重要案件山積の中、議会のチェック機能が試されている。しかも、いずれも納期との戦いが並行して行われる課題ばかり。ここで、役割を果たせなければ、本当に、地方議会なんていらないかもしれない。危機意識を持って、決算審査にあたりたい。