8月19日(金) 俳句の日、晴れ
朝6:30に大分駅前に集合して、所属ロータリークラブの韓国・北浦項RC公式訪問・青少年交流事業に出発。
福岡空港から飛び立ち、金海国際空港に昼ごろ到着。国内線より低空を飛び、釜山港に入る多くの船や林立する新しく建設された超高層ビル群を眼下に見ながらあっという間の一時間弱のフライトだった。
金海国際空港で、姉妹クラブメンバーと一年ぶりの再会。一時間ほどバスで走って、焼肉屋さんでの昼食。
昼食後、同行した青少年ホームステイ交流に参加した子どもたちも一緒に、751年創建されたという仏国寺を観光。国宝の多宝塔や釈迦塔などに、魅了させられた。新羅文化の完成度の高さと日本の仏教文化にも思いを馳せた。国東半島六郷満山創建1300年祭との関係から、新たな観光交流の仕掛けのヒントも得た。
観光後、一路、製鉄所の街浦項へバスで移動。夕方からの公式訪問例会では、両クラブの会長が挨拶するなど、10数回を越えるお会いした回数が、言葉の壁を乗り越えて、和やかな例会となった。最近ではスマートフォンの通訳機能を使って、コミュニケーションも深まるようになってきた。両国が抱える色々な問題も、まずは、会うこと。そして、その積み重ねの中から、お互いの絆によって、解決したいとの想いを強くした。今回はじめて、大分県の観光パンフレットのハングル語版50部と国際車いすマラソン参加案内パンフレットハングル語版10部を準備し、例会にて、先方メンバーにお配りした。観光案内パンフレットで、来年の訪問者が増えそうだ。旅行者を営むメンバーも新たな商品開発によって、大分へのアウトバウンドを増やしてくれそうだ。国際車いすマラソンについては、市役所の障がい者スポーツ関係窓口持参してくれることを約束した。
夜は、2次会にカラオケに行き、音楽での交流を深めた。音楽には国境がない。
そんな中、両クラブメンバー同士の中で、激論も交わされた。ポスコ製鉄所の街浦項と大分の繋がりは深い。近年の企業間訴訟問題によって、ある記念博物館の展示内容について、お互いのメンバーで、和やかな中にも激論が生まれた。昔だったら、考えられないことだが、会を重ねたことによって、お互いに本音の話が出来るようになったと痛感した。訴訟も「鉄の絆」によって、和解したとされているが、こうした堅い絆で結ばれることを願うばかりだ。