4月 8日(日) 世界赤十字デー、晴れ
昨晩は、地震の影響でこのゴールデンウィークに大量のキャンセルで苦しむ別府のホテル経営者である高校同級生を励ます会を開催。急にもかかわらず、20名弱の仲間が集まって、酒を酌み交わした。地震発生後から、県観光関係者の代表として、迅速な動きで、現場の生の声を中央政府にも届ける等、頑張っていた。しかし、自分の経営するホテルの対策が一番最後に後回しになっており、それを心配する同級生が、集まり、同級生450人で、宴会や会社の旅行など、ありとあらゆる方法でこのピンチを支えよう!と、結束、協力要請の情報発信をする確認をした。
そのまま応援の意味で3名が宿泊。当ホテル自慢の朝食を美味しく頂き、県観光産業の基本でもある「地獄めぐり」定期観光バスに同級生を誘って乗り、観光地の実態を見てきた。
バスガイド発祥の亀の井バスで、日本で唯一の七五調案内を初体験してきた。
従来ならゴールデンウィーク期間中は、海外からの団体観光客やツアー客の大型バスが8つの地獄の駐車場いっぱいになっているところが、バスが皆無と言って良いほどだった。私達が乗った定期観光バスも、大型にもかかわらず、乗車人員は7人。そのうち私と同級生の友人を除けば、わずか5人!
それでも若いガイドさんの一生懸命な名勝ガイドは勿論、別府以外の県下の観光地巡りへの誘いも欠かさず、地震で減った観光客に対して、おもてなしをしようと、けなげに頑張る2時間半・8か所の地獄めぐり案内の姿に感動した。
私も、実は地元に居ながらこの定期観光バスの乗車は初体験だった。
温泉卵や地獄ソフトクリームをほおばりながら、海地獄(国指定名勝)、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄(国指定名勝)、血の池地獄(国指定名勝)、竜巻地獄(国指定名勝)の地獄めぐりは、まさに極楽だった。
別府市の幹部や県の観光に関わる部局の幹部で、この定期観光バスに乗車したことのある方は、少ないかもしれない。
今ある地域観光資源の見せ方について、現場の工夫の実態と観光戦略の見直し強化もこの際、必要とも感じた。
是非、関係者の方々も一度、この定期観光バスを体験して、良いところをさらに伸ばし、見直すべきところを現場の最前線で踏ん張って頂いている方々と、協議して改善して頂き、底力を発揮できる体制整備にご尽力・ご協力願いたい。
私としては、この定期観光バスを観光リピーターを呼び込むきっかけにするには、どこかで、「シンプロ」の実演ショーをお見せできるところを創出する必要性を感じた。もうひとつ、ピリッと辛い胡椒の効いたような感動を与える見せ方があれば、観光客のV字回復間違いなしだ。
それには、オリンピックシンクロナイズスイミングのベース基地の誘致等の可能性も探ってみたい。