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あそう栄作の“みんな、どげえかえ”

モチベーターとデレゲータ―

 3月 4日(金) ミシンの日、サッシの日、三線の日、晴れ

 県議会は、代表質問。県民クラブと公明党が登壇。私も午後、議事進行役を務めた。
 県民クラブは、昨年の知事選では広瀬知事に対して反対行動をしていたが、今日はガラリと変わる発言が続いた。皆、権力に摺り寄っていく姿を見続けているので、議会人としては、拍子抜けした。
 議論の中身では、マイナス金利政策の中での自治体財政運営についてふれた。総合的には、プラスマイナスで大きな影響は心配いらない。ただ、変動には注視しながら有利な運営には注力する必要を感じた。
 公明党の質問では、ガン対策の中でも胃がん対策としての「ピロリ菌検査」について、熱心に聞かれた。その熱心さには頭の下がる想いがした。
 本会議終了後は、執行部の事業実施にあたっての姿勢の問題について注文をつけていたことに関して、協議した。
 今日は、子どもたちの科学への興味関心を高める事業や議会の役割に関する協議を遅くまで実施した。
 その中で、いずれもリーダーの役割について考察した。
 リーダーに求められることは、聞き上手であること。モチベーションを与え、励まし、仕事を任せ、やる気を引き出し、うまくコミュニケーションをはかれること。その為には、①型にはまらない②礼儀正しい③頼りになる④信用できる⑤粘り強い⑥モチベーター(やる気を起こさせる人)⑦デレゲータ―(権限を委任する人)⑧自信⑨チーム作りがうまい 以上のことが重要とされる。
 最終的には、いずれの事業もやる人の情熱が大事だが、持続可能にノウハウが蓄積され、誰がその任に就いても前年以上の成果を上げる仕組みづくりを最初から構築する意識と熱意があるかどうかが問われる。自分だけで、できることは、知れている。私も最近やっとそのことに気づき、モチベーターとデレゲータ―に徹しようとしているが、それを阻む要因と闘い続けている。
 それを阻むものは、往々にして悪意はないのだが、むしろ組織としては厄介となる。そうした厄介払いは、時間がすぎ去れば自ずから解決するのだが、それでは山積する抱えた課題解決が遅れるだけでなく、弊害となりかねない。経験も重ねて来て、解決法もあるのだが、それをどう聞き入れてもらえるか苦慮することもある。それには、自分が年をとりたい。年齢が欲しいと感じる今日この頃。

プロフィール

Eisaku Aso

昭和37年1月20日生
大分県議会議員
(第73代大分県議会議長)
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