2月20日(土) 旅券の日、歌舞伎の日、くもり一時雨
今回のミッションは、超ハード。最終日も朝6:40に集合して台湾大分県人会の木津会長さんをお迎えして、朝食交流会。
木津会長は臼杵出身のシャープ現地法人にいらっしゃった方。
台湾でも大分の「シンフロ」はおもしろいと評判らしい。ただ、インパクトがあり過ぎて、実際に観光に行った時に同じものが見れることを期待する人がいて、ガッカリしないか、ご心配いただいた。(笑)
早速、その場で今回一緒に行っていた県議若手メンバーに、ウォーターボーイズ シンフロバージョンチームの結成をお願いした。
「シンフロ」については、おんせん県の名に於いて、ショー化する試みも必要かもしれない。
2018年国民文化祭の際に、ウォーターボーイズ「シンフロ」バージョンが、高校の水泳部や水球部で実現することを願っている。
朝食交流会を終え、開館前の国立故宮博物院に急いだ。普段から大変な込みようなので、開館前から並んだ。到着時既に先客が並んでいるだけでなく、続々とバスが到着していたのには驚いた。
院長との約束の前一時間ほど、学芸員さんの案内で館内展示品を見せて頂いた。
所蔵品が70万点もあり、常時展示しているものは約3千点と聞いている。世界5大博物館の一つ。「国立」の偉大な博物館に、来て展示品を見て、大分の「県立」の美術館への至宝の展示を直接お話しすることに、腰が引けた。本来なら、日本の国立博物館を通じて、話をするのが筋だろうと、院長にお会いする前に恐縮してしまった。
さらに、ちょうど「ローマ教皇庁所蔵文物特別展」という企画展も開催中で、ローマ法王の冠などの至宝の数々も展示中だったのにも、ビックリ、ポン!南蛮文化伝来の地おおいたからの訪問のご縁のおかげなのだろうか、ただ、このめぐりあわせに感謝するばかりだった。福者として認められた高山右近やペトロ岐部との大分の関係からもこうした企画展が今後大分で開催されることも期待をしたい。まずは、ローマ法王に手紙を出す一歩から?
他にも玉の彫刻や仏像、陶器など、小走りで見せて頂いたが、書画の展示エリアは混み過ぎており、時間が足りなかった。
しばらくして、ファン(漢字表記は、にすいにうま)院長にお会いし、県立美術館の新見隆館長の親書を志村団長が手渡した。
その後の歓談の場で、院長から国立九州博物館との展示品交流のことや、今年から数年先の大阪や東京での至宝展示交流についてのお話も聞かせて頂いた。当日、「慈悲と知恵~宗教彫塑芸術」も開催されており、そこに展示していた仏像にも感動した。そのことを伝えると、それなら大分での展示の可能性にも言及して頂いた。日本の国立博物館等を通じてでなく、直接お会いできての話だったので、それにもビックリ、ポン!
さらには、高山達雄画伯の名画「食べる」と、故宮博物院の「白菜」や「角煮」などが、同じスペースに展示されているとおもしろいだろうなと、勝手に空想してみた。
新見館長がファン院長を訪ねる日が早く訪れることを願った。
院長は、学芸専門研究員からの生え抜き館長さんであり、女性館長さんだった。女性が活躍している台湾の社会構造にも興味津々。高雄の教育局長さんも女性だった。大分県庁や大分県教育庁の女性幹部に是非、台湾を訪問して頂き、台湾の女性力を大分でも発揮できるように取り組むことを期待し、それを応援したい。
院長さんは、今年の秋に来日されるそうだ。その時にでも、大分まで足を延ばして頂ければ幸いとお願い申し上げた。
院長への表敬訪問を終え、台北空港へ直行。
昼食は、空港のラウンジにて、飲茶。小六包や焼売、餃子の美味しさにビックリ、ポン!
帰りは、台北から宮崎空港。わずか1時間半のフライト。フライト時間より、宮崎から大分までのソニックの方が時間を要した。
台湾とのエアラインが無いのは大分空港だけ。ここでも大分だけが取り残されている気がする。他県とも連携を図り、アウト・インのネットワークの中に大分空港を入れて頂く努力も足りないと反省した。
今回のミッションも最後は、空路の問題が一番と痛感させられた。