11月 8日(日) いい歯の日、世界都市計画の日、晴れ
今日は、天下の晴れ男の本領を発揮!
朝一で行った「技能祭」も例年雨らしいが、今年は天気予報を覆して、雨は上がった。
匠の技を伝承する技能士の世界も大きく変わろうとしている胎動を感じた。会場に若い方がたくさんいた。また、女性の姿も増えてきていた。「下町のロケット」など、最先端技術を要する技術の世界でも技能士の技は欠かせない。この分野でも女性が活躍し始めると、自然と若い男性後継者の心配もいらなくなる。そうした環境整備の後押しをしていきたい。
開会式を終え、急いで車いすマラソンのスタート地点へ。
今年のスターターはオリンピックの水泳背泳ぎで金メダルをとった鈴木大地スポーツ庁長官。一日、ずっとご一緒させていただき、選手へ声援を送った。長官の爽やかさは、きっと、日本のスポーツ界のみならず、教育界や経済界にも良い影響を与え、東京オリ・パラの成功への原動力になると確信した。
さて、今年の大会も、多くの感動を頂いた。1位から3位まで、ゼッケン通りの結果となった。残念だったのは、最高齢出場者や期待されていた優勝経験女性ランナーなどの途中棄権。来年に期待したい。
選手のゴール後、選手のブースに、知り合いの出場選手を探して声がけに回った。そこで、ボランティアスタッフや家族の皆さんをはじめ、多くの方々から、逆にお声がけ頂いた。良く、別大国道沿いのシーサイドコースで練習をしていた選手の好成績を聞くと、嬉しくもなった。
ところで、選手の皆さんのゴール後のブース環境をもう少し整えたいものだ。国際大会としては、アスリートの皆様に少し申し訳ない。テントもなく、ブルーシートの上で、ボランティアの皆さんと和気あいあいと弁当を食べておられたが、せめてテントの下で、テーブル席で、暖かい大分名物グルメを堪能できるブースが有って良さそうだ。
ラグビーのW杯準備以前に、35回を迎えたこの大会で、地元で声援を送る皆様と、選手が入り混じって、レース後のひと時を交流し、楽しめる「ファンブース」の様なスペースを作ることの方が優先されそうだ。
可能であるならば、ゴール後の選手に足湯ならぬ手湯で疲れを癒す様な事も出来たらいいなと感じた。
ゴール後の県外選手や同行されていたボランティアの方からは、市営陸上競技場から、帰路の道路問題も指摘された。
陸上競技場正面玄関前から、大分川の河川敷上の歩道へ車椅子で登れるスロープをつけて欲しいと言われた。下の車道の歩道は狭くてガタガタなので通り辛く危ないらしい。来年も来るからそれまでに改善して欲しいとの事だった。
今月末には、ラグビーのトップリーグのゲームもある。こうした際にも車イスでも観戦に訪れやすいおもてなし環境を整えることが重要である。早速、明日調査し、実現に向け、取り組みたい。
東京オリ・パラの年にこの国際車イス大分大会は、40回の節目の記念大会を迎える。
多くの皆様のご協力を頂きながら、記念大会への準備を今から始めたいものだ。