9月30日(金) クレーンの日
久々に、清々しい朝を迎えた。
今日はクレーンの日らしい。
先日の台風14号で被災した土木・農業被害について、だんだんと詳しい状況が積みあがってきているが、かなり大きくなりそうだ。
そうした中、県下でも災害復旧に当たって、お役所の迅速な対応に差が出ているようだ。
災害を何度も経験している市の技術者は台風襲来前からち密な準備をして、関係業界などに即座に動ける体制要請などを行っていたようだ。台風が過ぎ去ると直ちに、実態把握、コンサルによる測量調査など、さらには、関係業界団体が集まる会合を開催、各種協力要請を数日の間に終わられていた。
そのお役所は、竹田市らしい。特に、土木や農業技術者の対応の早さとスキルは高い評価だ。
他の自治体で2週間かかる復旧作業が、竹田市では1週間ほどの半分で済むと聞いた。
あちこちから寄せられている災害復旧工事の加速要請について、小規模災害復旧の対象や額の拡大、柔軟な運用を含めて、特に農地の耕作放棄や離農、離村の危機から農村集落を守る・救う力を発揮できるスキーム作りを急いで欲しい。そこを応援したい。
先週も、週末は3連チャンだったが、今週も同様だ。だんだんと会合が入ってきて、普通に戻りつつある。
9月29日(木) 日中国交正常化の日
今日は、日中国交正常化記念日だった。
田中角栄総理の胆力と大平正芳外務大臣のち密さに官僚たちの知恵が合わさって新たな一時代を切り拓こうとした挑戦があった。
先日テレビで、その舞台裏についての報道番組があり釘付けになった。現在日経新聞に連載中の歴史小説「「ふりさけ見れば」もクライマックスに突入しているが、それとも合わせ、両国の奥深いそれぞれの歴史と両国の関係性についてもっと知る努力をしたい。
ところで、夜は、所属ロータリークラブの情報集会がメンバーがオーナーで経営している焼肉屋さんであった。
昔は、炉辺会議といって、会員の自宅で懇親を深めていたようだ。
久しぶりの炉辺談話の機会に、親睦が深まった。コロナや物価の高騰、職業奉仕とは何か?など、話題は尽きなかった。
やっぱり、こうした刺激が人生には必要だね。
9月28日(水) くつやの日
昨日の激しかった雷雨もやみ、今日は少し曇ってはいますが秋の空気感が漂っている。
実家の集落では、稲刈りも一気に進むだろう。今年も秋は短くなりそうな気配。
さて、先日の台風被害について、農地の災害復旧が進みそうもない。その遅れが、農村集落に及ぼす影響に対する行政?お役人?の認識が問われる。一年耕作できない農地について、農業共済でお金で解決できることと、耕作放棄地への道、さらには離農の道、その上、離村の道、そうした農村消滅に対する危機認識は、役所でも安定収入に守られたお役人は薄いようだ。今朝も農地災害の復旧加速について、声が寄せられ、人や資源のフル活用について、当事者などと連絡を取り合った。復旧復興を急ぎたい。
(一般質問報告 パートⅣ~地方創生に資する公共交通の在り方について)
【質問】
・全国の鉄道業は、人口減少とICT化によって、2050年にすべてが赤字化すると言われていた。コロナによって、さらに30年前倒しとなり、最近の燃油高騰によって、さらに加速しそうだ。また、我が国の高速道路は、鉄道と同じように距離料金制の為、「モノの流れ」、「人の流れ」ともに、距離に関するコストの違いは、地方にとってどうすることもできない。人口減少社会においてパライムシフトが求められている今、思い切った発想の転換によって、もっと国レベルで将来を見据えた議論を進めてほしい。国への要望・提言に、地方創生の視点から新幹線や高速道路の料金制度の定額などの抜本的見直しを提言できないか?見解を!
・7月27日の貨物鉄道の強化に関する国土交通省有識者検討会 中間報告案では、「新幹線ルートに貨物専用車両の導入の可能性を検討する」と明記。人口減少が進み、鉄道事業者の経営赤字化が想定され、並行在来線問題も発生が予想される中、東九州新幹線整備について、貨客混載などの前提条件によって、大きく影響を受けるルートや駅の場所など、県民の意見集約の為の論点整理、前提条件の絞り込み、県民の意見集約手続き及び手順の関する見解は?
【答弁】
・鉄道や高速道路等の広域交通ネットワークを積極的に活用し、人、モノの流れを一段と活性化することが不可欠。定額料金制度については、利用者間の負担の公平性等の課題があると認識。
・一定期間、一定区間内の定額乗り放題サブスクリプションサービスについては、長期滞在型観光等の需要創出に大いに寄与すると期待。JR九州、NEXCO西日本では、様々な企画商品が現在発売中。県としては、各事業者の魅力的な商品造成を支援。
・県としても、新幹線を活用した鉄道物流の推進は、地球温暖化対策やカーボンニュートラルの実現、トラックドライバー不足の解消に資するものと認識。
・国等の動向を注視しながら、まずは、東九州新幹線の整備計画路線への格上げを目指し、国への要望を行っていきたい。
【指摘・要望】
・定額料金制度について、地方自治体として「利用者間の負担の公平性」を認識しているとの答弁には正直、落胆した。都市にはない地方の価値観があり、その相互の「価値交換」を考慮したコストの在り方について、都市住民の皆様に理解を求める姿勢が欲しいと感じた。
・「定額乗り放題」プランについては、あくまでも観光など特定分野であり、しかも割引を必要としない訪日外国人富裕層への商品ばかり。そこで暮らしている人々に直接かかわる生活の一部としての商品造成支援具体策が見えてこない。
・いつも国の動向を注視しながらの答弁に終始。東九州新幹線は、このままではいつのことやら?
【感想】
・久々に、一般質問に登壇させて頂いた。
・今回のポイントは、私自身の「慢心」と「柔軟な発想力」が問われいることを課題に、準備してきた。
『世の中の変化に対するパラダイムシフトが大分県政として間に合っているのか?』
正直、私自身も県政も、厳しい現実を認識させられた。
問題は、『だったらどうするの?』。 県民の皆様と手を取り合って、変えるところは変えるしかない!
そんな「覚悟」と「決断」の日々を送り、再度、任期最後の議会で、最後になるかもしれない一般質問に登壇するつもり。
9月27日(火) 仏壇の日
今日は、安倍元総理の国葬の日。私が、県議会議長の時、何度も官邸に行き、お会いし、地方の意見を述べる機会も頂いた。
また、あの時は、令和の御代代わりの皇室行事も多かったので、お会いする機会も多かった。今日は、厳かにお送りし、静かに時を過ごすのみ。私が、一番記憶に残っている安倍元総理の面影は、最初に総理を退陣後、地元選挙区に戻ってあいさつ回りをしているお姿。田植えの終わった農村風景だっただろうか、そこの畦道で農作業中だっただろうお母さんに深々と頭を下げて挨拶をされていた姿、あの姿こそ、今、政治家が問われる姿勢と感動したことを思い出した。
(一般質問報告 パートⅢ)
【集落営農法人の事業承継・法人形態の強化・みどりの食料システム戦略について】
・中山間地域にある集落の農業の担い手不足は深刻、就農ルートの多様化や限られた経営資源に対応した戦略的な「事業承継」が早急に求められている。課題や有効な対策は?
【答弁】
・事業承継の前提となる法人経営の強化を急ぎ、園芸品目などを導入し、経営の多角化を図ることが必要。効率的な営農に向けた機械化、省力化をさらに強化し、大規模な複合経営への転換を進める。
・集落の機能維持の名目で、草刈りなどの過度な負担を強いらており、経営面の足かせとなっている実態が判明。
・粗放的な管理を前提に受け入れを行うなどのルール作りにも取り組む。
【指摘・今後の課題など】
・全農が推奨啓発した『事業承継ブック 集落営農組織版』の活用が、本県では5年遅れ。ラグビーW杯にうつつを抜かしていた5年の遅れに私も反省!
・組織の形態別の大半を占める「補完型」からの脱却による『集落一農場型』による「農地や販売収入の管理」も一元化するフルモデルチェンジへの移行が不可欠。
・経営の多角化や複合経営に大蔵永常の例を出したが、「一村一品」のスピリッツに通じる。これまでの工業製品のようなロット確保策と多少の違和感!政策転換?
・「集落一農場型」のフルモデルチェンジには、多品種生産、多毛作などのいわゆる一村一品スピリッツも大事だが、販売先の確保が大事。契約栽培ができる販売先の確保ができればなおいい。ただし、少量多品種での高価買取がカギ。耕作不利地域の中山間農業法人の生産量は限られている。従って、「集落一農場型」法人ごとの一売り先の確保がポイントとなりそうだ。
・農業の構造改革を急ぐ一方、県は江戸時代の三大農学者大蔵永常を引用したが、彼は、三河田原藩の家老渡辺崋山との関係において農業の知識を持たない武士と農業の現場を知り尽くした自分との違いについて、「農業で利益を出せるのは10年以上時間を要する」と言っていたようだ。そこの認識の違いは、現在にも通じる。その溝をどう埋めるか?
・現在の大蔵常長ともいえる県やJAの農業技術者が思う存分力を発揮できる体制に何が必要なのか?そうした技術者と農業従事者の皆様の風通しがどうすればよくなるのか?また、消費者の皆様に理解応援していただけるには何が必要なのか?そこのマッチングが我々の使命!
・消滅の危機にある「農村集落」を守れるか、荒廃地が広がるのか?瀬戸際の今、県民一人一人に、皆様の「食卓の姿」について、自分事として考えて頂くことが何よりも大事。
9月26日(月) くつろぎの日
本日、第3回定例県議会の閉会日を迎え、上程議案の採決が行われ、閉会した。
議員提案議案には、重要な案件も多かった。国に対する意見書案など、衆参国会議員の3分の2以上の勢力を保有する与党に対して、反対意見書を出しても残念な結果になることは目に見えている。残念ながら、それが今の与野党の勢力地図の現実ともいえる。外から何を言っても犬の遠吠えにしか過ぎなくなる。
この現実を受け止め、だったらどうするか?が問われている。
今議会、久々に一般質問に登壇したが、相当感性が鈍っていたものが、政治の原点を見つめ直し戻りつつあるが、まだまだだ。
いずれにしても、パンデミックや21世紀の戦争勃発の現実には、パラダイムシフトが求められている。
その大きな動きを痛感させられた9月定例県議会となった。
シリーズ、一般質問報告については、また、改めてこれから数回記載する予定。
9月23日(金) 秋分の日、お彼岸の中日
台風14号の農業被害について、多くの皆様から声が寄せられている。復旧を急ぐと共に、この機を農業農村復活のチャンスに転換したい。
先日の一般質問報告の続き・パートⅡ。
【質問】
・県農業・農村の疲弊と消滅の危機は、深刻度を増しており、一刻の猶予もない。国の食料自給率も下がり、「これまでは、お金を出せば食料を輸入できるという前提でいられたが、いくら払っても買えない状況になりつつある。肥料原料なども含め、真の意味での食料自給率向上に本腰を入れるべきだが、本県農業・農村の現状認識は?
【答弁】
・「農は国の基」のとおり、県民の食を支え、地域に活力を生み出す重要な産業であり、県政発展にその振興は欠かせない。江戸時代の3大農学者 大蔵永常は、農家が収益を得るためにには、米だけに頼るのではなく、地域の特産となる品目を振興すべきと考え、農業改革の必要性を訴え続けてきた。現在の価値観に通じる。こうした先人の先見の明と高い志に負けぬよう、強い覚悟をもって農業の構造改革を進め、後継者が夢を持ち、活躍できる、持続可能な農業・農村づくりを進める。
【感じたこと】(時間がなく、再質問していない)
・大蔵永常、本県の先哲叢書を借りてすぐに読み始めているが、地域特産品の振興の根底は、住民の飢餓に苦しむ姿だったこと。答弁で大蔵永常を引き合いに出すのであれば、「一村一品」運動の継続性との関連について機会があれば、聴いてみたい。
・先哲叢書を読んで、中央集権体制で、豊かだった天領日田と、重い税負担に苦しむ周辺地域で暮らす農民が犠牲になっている。いずれの時代も犠牲になっているのは誰だろうか?と、感じるのは私だけだろうか?中山間地域の皆さんほど、誰からも影響されずに生きていく暮らしの中の技術や知恵をお持ちで、自給自足の生活ができる方ばかりだから。
・大蔵永常の先哲叢書を読みながら彼の姿勢には共感させられた。農業者の事業継承ハンドブックにも記述があるように、「何がわかないのか、わからない」ところから「わからない点を、明らかにすることから始めよう!」のこの姿勢が、今のお役所に求められていると痛感。今は、まだ農業者との溝が大きい気がする。この大きな溝を埋めるのが、我々の使命!
9月22日(木) 国際ビーチクリーンアップデー
先日の台風被害について、超大型台風だったにもかかわらず、人命が犠牲にならずに胸をなでおろしたし、水も引き、日常生活に支障のないように通行止めの道路などの土木被災については、順次復旧が進みつつある。
一方で、農業・農地の被災状況が徐々に積みあがってきている。こちらは深刻だ。
昨夜、実家の隣集落をはじめとする方々から、電話が鳴った。
実家集落のほうは、令和2年の農地の災害復旧についても着手しつつあったし、今回もそのおかげで大きな被害は少なかったので、ホッと胸をなでおろしていたのだが、隣の集落をはじめ、多くの中山間地域では、前回の災害復旧が全く進んでいないところが多いという。河川というより田に水を引いているせせらぎが、大氾濫、圃場に砂利が大量に流入している。令和2年から手つかずのままの上に、今回さらに大流入して、全く耕作ができる状態でないと窮状を訴える声が届いた。役所に行ったり、地元議員などに要望したが、全くらちが明かずに、救いの手を求めて連絡してこられたようだ。
聞くと、担い手不足という。農地の災害復旧工事を発注しても、地元建設業界の担い手不足から不調不落が続いているらしい。地元建設業者は、数年先まで仕事があると言って安穏としているようだが、農家のほうからすると、耕作できずにいのちきができなか卯なる訳だ。農地も農家の人心も荒廃し、人がますます住めなくなってしまう。住めないような政策誘導をしているようにしか思えないのは、私だけだろうか?連絡があった方も怒り心頭の様子だった。
建設業もそこで生業が営めるのもそこに人がいるからであり、このままではその地域に人がいなくなるという危機感がないようだ。地元業者の権益を守ることを否定はしないが、そこで暮らす農家の為になるように、お互いが助け合ってほしいものだ。
農地の災害復旧も、原型復旧のみならず、砂も混ざってもいい程度で、コメ以外の例えば、戦略品目のネギなどに転作できる程度に農地の復旧を急ぐことも一案だろう。しかも、地元建設業が手一杯なら、周辺エリアから、或いは大分市内からも復旧工事に参画してもらうなどすればいいのだが、どうも優先順位がおかしい。こんなんだから、土地改良の補助事業でも贈収賄事件が起こるのだろう。そうした怒りの声が、寄せられた。私の選挙区でもないのに。ただ、県議会議員としては、「救う力」を地元の皆さんと力を合わせ発揮するしかない。
まずは、令和2年7月豪雨災害と今回の台風14号被災の重なった農地を最優先にどうするか、整理をして、災害復旧工事のスキーム作りの工夫要請を急ぎたい。
一般質問報告 パートⅡ以降については、日を改めて行う。
9月21日(水) 彼岸
台風も過ぎ去って、寒く感じる朝を迎えた。
今日から、先週の私の一般質問について、何回かに分けて概要について報告する。詳細データは、改めて貼り付けたい。
パートⅠ~統計数値によって県民のくらし・生活、意識・志向の変化を読み解く!
【質問】
・パンデミックや戦争によって、県民のくらし・生活に大きな影響が生じ、意識や志向も大きな変化がみられる。
その動向把握のために統計数値などを科学的手法によって読み解き、政策を議論し、施策にどのように反映させていくのか?
また、特に注目している指標は?
【答弁】
・データなどによって、大きな時代の流れを読みながら、県政ふれあいトークや各種審議会などの場を通じて、幅広く県民の皆さんの声を伺い、多くのヒントを頂いています。
現場での声を、新型コロナ感染者に対する丁寧なフォローアップや、物価上昇に対応した中小企業・小規模事業者の適切な価格転嫁の促進など、県民想いに寄り添った施策に活かしていきます。
・これまで様々な統計指標を政策立案に活用してきましたが、特にビックデータに注目しているところです。
また、衛星データも今後の活用の期待が膨らむ楽しみな分野(農林水産・土木・海洋浮遊ごみの効率回収など)です。
【再質問・指摘と要望】
・総務省2019年「全国家計構造調査」の都道府県別全世帯平均、年間可処分所得の従来型算定を示した。東京都の490万8千円に対し、大分県は386万5千円。九州では、佐賀県がトップで、448万1千円、熊本県、福岡県、長崎県と続き、大分県は5位。本県のその他世帯の女性世帯主が全国都道府県13位の一方で、全世帯・無職世帯の女性世帯主の場合、全国最下位。女性活躍や女性から「選ばれる地域づくり」の観点から要因分析の上、対策を!
・また、2021の「消費者物価地域差指数」の報告から、「可処分所得」の実態とも重ね、AIを駆使し、「消費者物価指数10大費目別指数」クラスター分析とも合わせ、打つ政策や施策が確実にそれを必要とする県民に届くように読み解くことが大事。額よりも中身を読み解いてほしい!
9月19日(月) 敬老の日
超大型でこれまでに経験したことのない猛烈な台風14号が過ぎ去った。
昨日の朝、市内の地元地域を事前パトロールし、方丈ため池の状態や払川の安全を確認。
一人で暮らす母を避難させようとしたが、大丈夫だからというので、私が実家に帰って共に過ごした。
猛烈な雨と防風は、恐ろしく、これまでこんなにも長く続くことはなかった。
TVやSNSなどで、情報収集しつつ、各種警報音がスマホに鳴り響く夜だった。
その警報のタイミングと防災無線から流れてくる役所の放送ののんびりしたタイムラグに驚いた。
また、避難指示なども、暗くなって、すでに防風雨で外に出ることも危険な中での発令にも驚かされた。
高齢者避難指示についても、足のないお年寄りたちへの情報伝達手法のみならず、どこにいるかの存在安否確認の重要性がどこか欠落しているようにも感じた。
朝、家の周囲の安全確認後、元水田の畑に溜まった水を鍬とつるはしをもって流す処理して、集落の近辺を廻ってパトロール。
すると、ふるさとの消防団の若者たちが、道路にたまった土砂を除去して回ってくれていた。
消防団員の梨生産者に落下状況を聴くと、予想以上に少なかったようだ。
重い新高は、意外に風に強かったそうだ。
母も明るくなって雨も止んできたので安心したようだ。
それで、今度は、私の選挙区の地元が気掛かりとなったが、地元消防団の皆様が、道路に横たわった竹などの処理に廻ってくれていることが、SNSで確認出来来たが、他も心配になって、事務所に蜻蛉帰り。
私が議長の時、国土強靭化緊急対策事業について、国の関係幹部に要請し、県下でかなりの事業進捗が完了しており、それで被害がかなり抑えられていると思うが、災害復旧に担い手不足で発注しても不調不落続きの箇所での災害発生が心配だ。
明るくなって、被災の全容がわかり始めることと思う。私の実家に行く市道も道路のり面の土砂崩壊で通行できないところも出ていた。そんな被害がたくさんあると思う。まずは、日常の暮らしを再開できることを急ぎたい。
その上で、今回新たに気付いた課題について、早急に改善を求めていきたい。
猛烈な台風の後だから、私も猛烈に改善をプッシュしなければ!
9月16日(金) 競馬の日
久々に、県議会一般質問に登壇した。
質問項目を選ぶ時点から、大きな溝があって、結局埋められなかった。
溝があるから、質問した。
私は、政党にも所属していない独り身。従って、企業や団体の代弁をする必要はなく、庶民の暮らしの視点一本。
農業に関しては、当初から認識に大きな差を痛感していたが、根本的な溝は、埋まらなかった。
埋めるために、回りくどい聴き方をしたのも失敗!
集落営農組織の事業承継一本に絞ればよかったと反省。
行政を頼ることが根本的に間違っていた?
中山間地域・山村で暮らす人々(棚田を手作業で築き、圃場整備をして高度成長期の国民の食を支え、これまで農地を守ってきた人々)の覚悟や想いを伝えきれなかった私の責任は重い。
『住み慣れた地域に住み続けたいという住民の想いをかなえるために』なんて、軽い表現で消極的とも、思っていないのだろうな!
その地を築き、代々守ってこられた人々の誇りや想いなんて、軽いものなんだろうか?
SDG`Sの視点からの『もったいない精神』なども伝わってこない。
それすら伝えることができなったものとして、この世界から静かに・・・・・・・・。
9月 12日(月) 宇宙の日
先週水曜日に県議会が開会、上程議案の説明を受け、勉強会。
また、今議会では、一般質問に9月16日の4番目(午後2時ごろから1時間ほどを予定)に登壇する。
今回は、コロナやウクライナ危機を機に、県民のくらしや意識及び志向の劇的な変化について、行政の対応を中心に質問していく。
「可処分所得」や「可処分時間」などの統計数字を調べ、「田舎暮らし」や「食料安全保障関連」並びに人口減少下の「鉄道」や「高速道路」などに関する本を読み漁り、準備を進めてきた。
この週末の土日には、実家の田畑などの草刈り作業。
消滅の危機にある農村集落の維持に想いを寄せながら残暑厳しい中、汗を流した。
こうした作業が辛くて、人がいなくなってしまうのだろうか?と。
田舎の農家で暮らしていた祖父は、30歳を過ぎたころ赤紙招集で戦地に、父が12歳の時、戦病死。
恐らく、小さな千枚田と呼ばれるような棚田ばかりだった農地が今の様に圃場整備され、機械化され、当時に比べずいぶん楽になった農作業の様子を見れば、安堵するのだろう。
しかし、その農地が、今、管理が行き届かず、稗が生え、草茫々からさらに耕作放棄地に、そして山に返されようとしている。
そうした実態が、中山間地域に拡がろうとしている。赤紙招集で、戦地に赴いた祖父らが、この姿を見た時、どう思うのか?
そう考えると、先人たちが石垣で築き上げてきた棚田農地から圃場整備されたインフラも食料自給率が低い我が国において、しかも貧困率が高まる中、有効利用ができないか?祖父に想いを馳せながら、草刈りに汗を流した。すると、いくつか、『だったらどうするか?』のアイデアが浮かんできた。一般質問において、いくつか提案してみたい。
大汗をかいて作業をしていると、梨農家のお隣さんから、20世紀ナシの差し入れを頂いた。水代わりに食べて!と。
最高の水分補給で、生き返った。最高に美味かった!
最近、梨農家さんでは、市場に出回ることのない規格外品なども、梨フローズンなどの新しい商品を開発して、大人気商品となっていたりする。新規雇用も創出している。問題は、周年雇用などだ。
農村集落を復活させるヒントが田舎で暮らす人々には満載だ!
9月 7日(木) CMソングの日
早いもので、明日、白露を迎える。秋の気配を朝夕感じるようになってきたが、昼間はまだ暑い。
今日、第3回定例県議会が開会した。
収束の気配の見えないパンデミックにウクライナ危機によるエネルギーや食料価格などの生活に密着した消費者物価高騰たいさくなどについて、補正予算案などの議案上程並びに提案理由の説明があった。
行政として、住民の直接行政を司る基礎自治体と関節行政となる県行政の役割・使命はおのずと変わってくる。
「県行政の使命とは何か?」そこを踏まえたチェック機能を発揮できるかも問われてくる。
ところで、今議会から県議会でも配布資料のデジタル化がスタートした。
提案理由説明も本会議場でタブレット端末を見ることとなる。クラウドに事前に送信したデータが10:00開会の15分前に、時間設定解除によって、見ることができるようになる。従って、今日は15分ちょい前にタブレット持参で本会議場に入場。ただちに、事前資料確認して読み込んだ。
今回、配布資料の中で、注目しているのは、外郭団体等経営状況報告書。刑事告発しているもののいまだに犯人逮捕に至っていない「ツーリズム大分」の報告書。読んでみて、がっかり。特別な圧力が働いているのではないか?との厳しい声も寄せられている。
オリンピックの贈収賄事件などのニュース報道が続く中、「巨悪を許すな!」といった、県民の指摘も寄せられている。
9月 5日(月) 国際チャリティー・デー
心配されている超大型台風の進路が気になる。
迷走しており、予報より遅れ気味?勢力が増さなければいいのだが!
私の住む地域の上にある大型ため池やそこから流れる河川などのパトロールを朝一に済ませたが、今のところ異常なし。
さて、昨日に引き続き、一般質問の事前協議について、PARTⅡとして述べる。
お役所は、責任所在を明確化するために事務分掌を定めている。
根拠法令に基づき、其々の施策執行において、担当部局所管課を決めている。
しかし、国の省庁と県や市町村では、その担当に?がつくケースも多い。
当然、あらゆる政策を総動員しなければ、地域の期待に応えられない深刻なケースが増える中、部局を超え、国が定めている支援制度などもフル活用しても十分でない中、諦めて知らぬふりに徹しているな感も否めなくなりつつある。
次のような言葉が目についた。
『私の仕事ではない。
あなたの仕事でもない。
誰の仕事でもない仕事が
放置されている組織は、
そこから腐敗する。』
神戸女学院大学名誉教授 内田樹 月間「拉致」より
私のような山奥の「百姓」の出からすると、お役所のこの組織風潮こそが許せないのである。
お役人さんが、何でもお互いに助け合いながらやる「百姓」根性を持った時に県民の期待にこたえられるように変わる。
9月 4日(日) 大分和牛の日、雨
今日は、超大型台風の影響で雲行きが怪しくなってきた。
実りの秋を迎え、ふるさと特産の稲や梨への影響・被害が少ないことを願うばかり。
さて、今朝は朝一に同級生の理容店で散髪。
県内の理容師養成学校が消滅して随分経つ、人材養成について、広範な話をしながら諸々考えさせられた。
ところで、9月県議会において、一般質問に久々に登壇させていただく。
既に質問通告について、一回目の質問原稿まで財政課に渡し、協議に入っている。
私は、所管部局や根拠法令が明確な課題については、所管部局との協議で改善が求められる訳で、質問する必要はないと思っている。
したがって、縦割り行政の弊害や根拠法に基づく財源の確保がうまくいかずに成果が出ていない課題について、質問することになる。すると、質問の相手先や事務分掌の前提、根拠法令による財源など、多くの改善点が明らかになってくる。
しかし、質問通告・協議において、それが逆にすべて壁となる。現に、事務分掌の根拠法令の施行に関する所管課と担当課に違いがあったり、所管課をまたぐ案件などがたくさん出てくる。できうるすべての総合力を発揮しなければ課題解決できないことが増えており、深刻で急も要することばかり。すべては、トップの姿勢に繋がるのかもしれないが、お役所の前例との闘いが始まっている。私の窓口となる担当者も可哀そうなので、できるだけ、こちら側の想いを文章にして、早め早めに提示する。
私の質問については、2週間前の段階で、一回目の質問原稿まですでに提出済み。
その上で、答弁もある程度予測できるので、再質問原稿も提出させていただいている。(実際には、日々の協議によって新たな課題も浮き彫りとなり、新たな提案も思い浮かび、所管部局や担当課がまたがってくることがしばしばで、質問の仕方も変わってきそうだ!))
ただ、非接触・遠隔によって、データ送信によって、私は実に効率的に行っているつもりだ。
これから質問日までの約2週間で、リアル協議を進めながら、事務分掌の枠を超えた改善策や根拠法令の施行に関することなど、縦割り行政の弊害の壁をどう打破しつつ、成果に結びつけるか!と、いった視点で協議を進めていきたい。
議会の一般質問に関する報道って、執行部がPRしたいことのやり取りに終始しがちだから、「学芸会」と言われている。
かといって、地方議会において、執行権者に立てをつくと改善が望めない。それ程、執行権力って大きく強い。
その現実を受け止めながら、納税者や有権者に課題を示すことが議員の最低限の使命。
この2週間の水面下の協議こそが、県民や『時代が求める県政』への第一歩と思って取り組むしかない。
9月 1日(木) 二百十日、雨
夏も終わり、長月、今日は二百十日、防災の日だ。
それでなのか、超大型の台風が襲来しそうだ。どうぞ、皆様、くれぐれもお備えください。
故郷の梨も出荷と実りの時期を迎えており、心配だ。
ところで、昨日、9月定例県議会開会1週間前、議会運営員会が開かれた。上程議案に対する議案の説明会もあった。
只今、保守系無所属一人会派の私。議会もデジタル化で、資料配布も前日に届き、事前にじっくり精査完了。
従って、少数会派ばかりでの説明会だが、誰よりも詳しく聞いてしまう。今まで以上の緊張感をもって、準備をしている。
タブレットで資料を見ながら、他県や最新・過去動向もすぐに調べられるので、短時間でも効率的だが、とても疲れる。
年のせいかと思っていたが、タブレットの影響の様だ。
さて、9月定例県議会では、久々に一般質問に登壇する予定だ。
質問準備しているが、各種統計データを収取中。政治家はうそをつくが、数字はうそをつかないとも言われている。
問題は、その統計データ公表の在り方、首をかしげることもある。
県民が本当に知りたいデータと県が公表しているデータ、聞かないと出てこないデータ、聞いても出てこないデータなど、また、その公表されたデータにも調査の前提条件まで詳細を確認しないと、間違った判断をしかねないものもある。
そうした統計データを読み解くスキルを磨きながら、質問準備をしたい長月の夜。
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