6月28日(火) 貿易記念日、晴れ
梅雨入りしたものの、今年は、雨が少ない。
夏至も過ぎ、炎天と梅雨の蒸し暑い日が交替にやってきて、体にこたえている。
さて、参議院議員選挙が公示され、論戦がスタートしている。
先日の日曜日、実家で一人暮らしの母から地区の道草刈りや地域の行事の連絡が当日あり、遅れたものの帰ってきた。
この時期は草が伸びるのも早く、重労働だ。数時間の作業で、ダイエット効果抜群だ。しかし、すぐにビールでリバウンドだ。
ただ、山間の田舎では、心地いい風も吹き、エアコンいらずで過ごせる。
そんな中、免許証を返納して長い母を期日前投票に連れて行った。ついでにクリーニングや買い物の用事も済ませた。
高齢者の田舎暮らしは、こんな時に大変だ。
投票だけの為に、コミュニティーバスやお助け隊に依頼して連れて行ってもらうにも交通費がかかる。こうした点が、最近の田舎の投票率に顕著に表れている。
期日前投票に行くための交通手段の確保も公的に行う必要性について考えさせられた。
6月17日(金) 国産ナス消費拡大の日、いなりの日、晴れ
今週の火曜日14日に第2回定例県議会が始まり、原油価格や物価高騰対策及び新型コロナウィルス感染対策から県経済再活性化に軸足を移行する論点での深堀議論が県民の皆様から期待されている。
また、昨日の木曜日16日には、この夏の参議院銀選挙の各党の選挙公約が出揃った様だ。
いずれの党も想定外だった?ロシアによるウクライナ侵略戦争が勃発したことから外交・安全保障や物価高騰対策に注力する公約が目立つ。
何かで読んだのだが、戦争は、日々の暮らしに問題があるから起こると聞いたことがある。確かに、何かの奪い合いが原因だ!
助け合いや分かち合いができれば、戦争にはならない。権力の誇示や維持のために、奪い合いが始まるものだ。
そう考えると、我が国は暮らしの基本が粗末すぎる。食料とエネルギーの自給率が低すぎる。
そんな実態の中、相変わらず欲を出し続け、国外にそのいずれもを求め続け、金で解決しようとしている。(高騰対策しかり)
国外でなく、国内での自給、もっと言うならそれぞれがくらす地域の域内調達を可能にする技術や発想の転換に視点が向いているようには見えない。
各党の選挙公約も従来の「当たり前」の域を脱することもなく、暮らしの『生活水準』はさらに上をめざし続けているようだ。有権者の中には、『生活水準』より『生活の質を高めたい』と変化が起きている。或いは、急激な人口減少と高齢化で苦しむ地域において、都市と田舎で住民の皆様がお互いにできない体験などの『価値交換』を始めて交流している。そのような変化を感じ取る党幹部がいないのか、届かないのか?この『価値交換』がこれからの地域課題を解決する新たなキーワードとなりそうだ。
有権者に対して、これからの時代の生き方について、発想転換や問題提起を行ったり、覚悟を促すような選挙公約を訴える姿勢に期待したい。
また、コロナ後の新しい社会を築いていく上で、ハンセン病などの同じ過ちをしてはならない。最高裁判決で国の違憲判決という立法府の過ちに対する当事者意識が欠けている。徳田靖之弁護士の著書『感染症と差別』にも提起されている感染症対策基本法のような法改正または制定などについても公約どころか、論点にもされていないことも残念だ。また同じ過ちを繰り返すのか?
そんな思いをしているとSNS上で、納得する言葉が紹介されていた。
『愚かな人の意見には反論しないほうが良い。愚かなことを信じている人の考えを変えようとしたら、何年経ってもケリがつかない。人の感情を害するのは簡単だが、人を矯正するのは、相当難しい。』 by ショーペンハウワー
私自身もそうだろう。死ぬまで、変わることができないのかもしれない。還暦を迎え、残され限られた人生を、老害と言われないように静かに坦々と生きたいものだ。まずは、これまでほったらかしで苦労をかけ続けた母孝行とパートナー最優先、そして息子たち家族との時間を大事にしたいと思うこの頃。
それが実践できれば、多くの皆様が暮らしやすい選ばれる地域づくりにつながると信じて!
6月10日(金) 曇り 時の記念日
いつの間にか、芒種を過ぎ、すぐに夏至を迎える。
時の経つのは早い。一瞬の時を大事にしたい。
先週は、大学生と登山をしながら若い感性に触れ、先週末には実家の草刈り作業で疲れ、夜久々に蛍の乱舞する姿を見て癒された。
実家の集落では、コロナ禍で2年中止が続いた『ホタル祭り』を今年はこの週末の土曜夕方から実施するという。
神楽も舞うらしい。神楽とホタルの共舞だ。
このようにコロナも感染力は高いものの重症化症例も減り弱毒化しつつあるからか、各地でのイベントも再開され始めている。
世界のマスク着用もSNS上では日本以外ではすでに解禁されているところも多い。
さて、国会も来週15日に閉会され、いよいよ夏の陣に突入する。
コロナ禍で行われる参議院選挙では、「これまでの当たり前」がリスクとなるかもしれない。
政党や政治家に対する『責任所在』や『自浄能力』、有権者自身も自らの『考える力』が問われる。
この国会会期末にきて、政権及び衆議院議長に対する不信任決議案が提出され否決されたが、またしても選挙に対する『政治と金』の問題も囁かれ始めている。
コロナへの対処、ロシアのウクライナ侵略戦争、そこで浮上したエネルギー及び食料問題、さらには金融・財政問題など、論点は増えるばかりで有権者の関心も分散されがちだ。いずれにしても有権者の自らの『考える力』で、どのような判断が下されるのか、今回ばかりは、冷静に中立的に動向を見極めることとなりそうだ。
政治にかかわるものとしては、失格といわれるそしりは免れそうにない。しかし、人生の中で一度ぐらい還暦の歳に、勝手をお許し願いたい。無気力な形だけの加担者として、同調圧力に屈する風潮の社会において、その選挙結果として、社会全体があらゆる面で加害集団化してしまっている傾向は免れない。今後どのように能動的に一石を投じることができるか、模索し実行したい。
6月 2日(木) 横浜港開港記念日 晴れ
時の移ろいは早いもので、水無月を迎えた。
県議会では、年度始まりのこの時期に各常任委員会ごとに県内の所管出先機関を訪ね、行政の取り組みを聴き、県政課題の実態把握を行う。
私は、今年度も文教警察委員会に所属しており、教育事務所や小・中・高等学校、警察署などを訪ねた。
今年も訪問に際し、いくつかの重点テーマを私自身設定し、問題意識をもって現場の皆さんと意見交換させていただいた。
教育部門においては、
①児童生徒に行き渡った一人一台タブレットの活用実態について
②読書習慣の醸成についてと一人一台タブレットによる電子図書による探求について
③都市と地方の「新しい学校のかたち」デュアルスクール実現をめざす都市と地方双方の教育委員会の合意実態について
④発達障がいなど目に見えない障がいを持つ児童生徒の個別支援ファイルの情報共有と活用について
教育・警察共通の働き方改革については、
①持ち運び可能モバイル・ポータブルな新しい仕事の仕方によって、可処分時間を増やす仕組みの実態について
などを、テーマに実態把握と問題提起・提言を行った。
①一人一台タブレットについては、一人一台GIGAスクールに最適な授業支援クラウド『ロイロノート』などの使用実態を聴き、私もログインして試してみた。子どもたちも結構うまく使っているようだった。
②その一人一台タブレットを活かし、さらに電子書籍による読書習慣醸成へのアプローチや『探求』への誘いは教職員自身の意識が欠けていたような気もした。これからだろう。
③人口減少に歯止めがかからない県下の多くの地域をかかえ、しかもコロナ禍によって、体験学習などの機会も減る中、徳島県などがチャレンジしているこのデュアルスクールの取り組みについては、本県では全くと言っていいほど、研究・検討にすら着手されておらず、遅れているように感じた。
④支援を要する児童生徒に対する個別指導引継ぎがうまくいかずに、年度替わりに問題が発生するこの個別支援ファイルについては、日田で命懸けでシステム開発に取り組んだ特別支援教諭の情報が届いた。デジタルデータによる情報共有はもちろん、保護者との連携を取りやすいように、スマホ版でのシステム運用を支援していきたいものだ。
へき地では、我々の時代と違って、学校の閉校など統廃合が急加速に進み、その対策として、スクールバスやスクールタクシーでの通学実態には驚かされた。歩かなくなり、コロナ禍でのマスク着用によるDMFT値爆上がりや体力増進などの課題も垣間見えた。
働き方改革については、県境部など広い範囲をフォローしなければならないエリアの指導主事など、Googleハングアウトやスカイプなど、あらゆる手段を用いて、移動時間を省略してのZOOMなどによる研修や事務作業の省力・効率化などについて、さらに取り組む必要があると現場実態から痛感させられた。教職員も警察職員も可処分時間の確保によって、ゆとりを持つことは欠かせない。
いずれにしても、昭和レトロな時代錯誤のままの感覚では、地方は生き残れない時代となったことをあらためて痛感させられた。
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