2月18日(金)
県が新型コロナウィルスのまん延防止等重点措置について、期限の20日で解除するように政府に要請し、昨日決定が下された。
そのことについて、賛否両論の声が上がっている。賛否それぞれに言い分がある。
一昨日、大分政経懇話会で昭和大学医学部内科学講座臨床感染学部門 客員教授二木芳人先生によるリモート講演を聴いてきた。それによると、「どう終息するか」について、世界の臨床データなどから私見としながらも、『その最終型に至るには、早くてあと2年程度(2023年中)はかかるだろう。』とのことだった。変異が多すぎる。スリム化がすすむのでは?集団免疫の形成も視野にとも言っていた。さらに、変異の多さとスピードから飲み薬など治療薬の効能には期待できないとのこと。また、感染症パンデミックの原因は、人口の増加と集中・過密、グローバリゼーション、ヒト・モノの高速・大量移動など、ヒトによる地球環境の破壊があげられ、コロナ後は決して様々なことが元通りにはならない。先取りの志向が必要と結ばれた。
要は、自己免疫力を高め、感染予防策の徹底を図るしかないわけだ。特に、高齢者や持病のある方が安心できる方策強化が重要なわけだ。
不確実な時代に、受け止め方・伝わり方も人それぞれ、しかも、直接相手の目を見てそれぞれに応じた説明が物理的に難しい今、遠隔・非接触で伝えなければならない厳しい時を迎えている。賛否で、社会を分断することは避けねばならない。それには、伝わり方を予測し、伝え方を工夫することも重要となってくる。何度でも、対象に合わせて丁寧に重ねてするしかない。また、SNSなども駆使し、声なき大衆の声に耳を傾けることによって、説明が丁寧になるというものだ。今後の記者会見など情報発信の変化に期待しておく。
明日、雨水を迎える。今年一番の今日の寒さもパンデミックも暖かい気候と共に、乾燥から湿度上昇によって緩んで欲しいものだ。